祭のものぐさもったり手帳

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富士山の御尊顔

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富士山の御尊顔

今までずっと天気が悪くて、霧や雨で富士山の姿形も見えなかったのですが、今日の夕方になってようやく富士山が見えました。
写真の中央の山がたぶん富士山…かと…(なんで不安そうなんだ)

今日は朝から地球博物館なるところへ行き、化石とか見てきました。
そこまではよかったのですが、次がやばかった…
天然水を飲言って恐ろしく抜かるんで不安定な岩場を登らせられました…;
川に丸太一本だけとおっているのを渡らせられたときは本気で死ぬかと思いました;;;

これからキャンプファイヤーです。
明日になれば女帝は帰還しますゆえー!

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しばしの宿

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しばしの宿

滞在の間はこの部屋に泊まります。
山荘というより合宿みたいです(シーツも自分で敷くほどの自給自足ぶり)

富士山ハイキングでつかれたので、早いですが寝ます。
絵チャしたいよー…;

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富士山

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富士山

富士山ハイキング終了;
登ったのは双子山とかそんな名前のところで、とにかく疲れました;

晴れていればまだいいものを、霧は濃いわ小雨は酷いわで大変でした…前全身濡れネズミです…

写真はバスの中にて撮影した双子山(かもしれない)の風景です。何せ霧が濃くてわからん;
この霧の向こうに山があります(見えないけど)

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バスの車窓から

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バスの車窓から

ただいまバスでお昼休憩中。
写真はバスの中にて撮影した山の風景です。
霧が凄いです。登る気が限りなく失せてきます(こら)
このあといよいよ富士山です。
死なない程度にがんばります(-_-;)

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テスト

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テスト

テスト。
画像は平気かな?

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携帯

携帯から出来るかテスト

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旅戦の王女 第9話『ある賢者への訪問者9』

 ぎいぃ…と金属同士がこすれる音がして、非常にゆっくりとではあるが、扉が徐々に開き始めた。
 「…くっ…!」
 しかし少し開いた途端、思った以上に扉が重くなってきた(これは明らかに扉の質量以上の重量がかかっているだろう。ちょっとやりすぎじゃないか?)コロナは左半身を扉に押し付け、懇親の力をこめて開けにかかる。肩越しにひやりとした鉄の感覚が伝わるが、どこかで電気信号を間違えたのか、じわじわと『冷たい』から『熱い』へと感覚が変わっていく。
 (あーもう、本当にまどろっこしいことして!いいからさっさと開けろ!)
 胸中で誰かさんの顔を思い浮かべて顔をしかめた。とにかく手で開けようとせず、全身で開けようと体重をかけ、足で廊下を掻くようにして力をこめる。
 ぎぃ…ぎぃ…と、断続的に扉と床がこすれる音がして、ようやくコロナ一人通れるスペースが出来た。その瞬間。
 ―がこんっ!
 「!?」
 あれほど重かった扉が、まるで何かにはじかれたように勢いよく開いた。するとそれまでかけていた力が行き場を失い、コロナは倒れるように派手によろけた。
 「うぁっ!」
 かなりマヌケな声が不覚にも喉から出てしまったが、とっさに足を2、3歩前に踏み出したことで、何とか今回は転倒せずに済んだ。そんな城に来るたび転倒してたまるか。
 「…ふぅ…」
 それにしてもいくら久々の再開とはいえ、こんな陰湿な嫌がらせはしなくてもいいのではないだろうか?…まったく、あの年寄りは…。
 「誰が年寄りじゃ」
 「―っ!?」
 まるで心の中を見透かされたような返答に、コロナの心臓がどきりと跳ね返る。
 しかし、すぐにこの人は「こういう人」なのだということを思い出し、ふぅと一つため息をつく。無意識のうちに姿勢を正し、この奥にいるであろう人物を見据えた。
 かつ…かつ…という高い靴音と、ずるずるという布のこすれる低い音が同時に聞こえ、その人は現れた。
 コロナが着ている賢者の服よりも、よほど格式高そうな純白の袖が長い衣装。伸ばした白いヒゲは床につくかつかないかというほど立派で(邪魔だし、見ている方もうっとうしいから切ればいいのに…)顔にはいくつもの深いシワが刻まれている。そして首には大きな金色の首輪がはめられ、コロナのようなただの質素なものではなく、表面になにやら文字や図形が細工してある。
 かなりの高齢のようなのだが、背筋は伸び、悠然と構える姿には威厳とオーラがかもし出されている。
 「…久方ぶりです。…大賢者様…」
 コロナは若干気後れしたが、それを内面に押し込め、恭しく礼をした。それを見ていた『大賢者様』は、自身の長いヒゲを片手でいじりながら、
 「ふむ、まぁ少しは成長したようじゃな。以前のお前なら、あの扉はびくともしなかったろうに」
 にやりと少し頬を釣りあがらせた。
 (やっぱりあの扉は貴方のせいかっ!)
 わざわざ人を試すために裏側から魔法で圧力かけて…本当に陰湿なんだから…もっと歓迎してくれてもいいじゃなか。
 「…それで?わしに何のようじゃ?遊びに来たのか?」
 ぶつぶつと心の中で悪態をついているコロナに、大賢者様は少し声の調子を抑えて聞いてくる。全部わかっているくせに…。コロナの虫の居所がどんどん悪くなり、開いた口からは思った以上に皮肉った台詞が出てくる。
 「…俺が年相応のノンキな子供のように、無意味にただ遊びに来るような…」
 ここまで一息に言って、あまりの有り得なさにうんざりしてくる。
 「…遊びに来るような……そんな可愛気のある孫に見えますか?…お爺様…」
 無愛想な顔は元からだが、今はそれ以上にぶすっとした顔をしているのだろう。
 コロナとしばしの間にらめっこをしていた『大賢者様』、改め、コロナの『お爺様』は、それまでの厳格な雰囲気を崩し、ほっほっほっと愉快そうに声を上げた。
 「そうもそうじゃ!わしもお前が気軽に遊びに来られるような、いいお爺様をしていたつもりはないからのぅ」
 白いヒゲを揺らして笑う姿を、コロナは半眼でじろりと睨む。
 「…なぁに、そんな怖い顔せんでも、お前が何を言いたいのかはわかっておる」
 砕けた雰囲気のまま、なだめるように言う。
 「…ミシロ王女のことじゃろう?」
 はっとコロナは目を見開いた。
 「ではやはり…ミシロ王女が眠りについたということは…」
 初めてミクロから聞かされたときから不安に思っていたことが脳裏をよぎった。

 ―『ふたり』で『ひとり』の対極する王女に起きた異変。

 「それについてはわしもまだ確証はないが…」
 いつも悠然とした(平たく言えば偉そうな)大賢者の口からは思っても見ないほどの弱々しい答えに、コロナも驚いた。
 けれども、さすがにそこは大賢者。まったくの考えなしという訳ではなさそうで、
 「コロナ。…これから陛下に謁見をするのじゃが…ついて来るか?」
 重々しい口調でコロナをまっすぐに見据えて言った。
 大賢者ですら見透かすことのできない、とんでもない事態が動き出していることを肌で感じ、コロナは恐ろしくはなったが、
 「…はい」
 ―せっかく城を抜け出してまで俺を頼ってきてくれたんだ。今更応えない訳にはいかない。


* * *


大賢者様登場!
ここら辺は飛鳥さんの小説にかぶらせてあったり…(飛鳥さん、すみません;)
大賢者は賢者を統治する、かなりお偉い方です。
その孫設定です、コロナは(いいのか?

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モノクロ城とミクロ王女

ミクロ王女


キヤンさんよりお手紙でいただきました?v
記載許可が下りましたので、載せてみましたv

『モノクロ城(仮)』とミクロ王女ですよ?v
カボチャパンツなのに凄い女の子らしくてかわいいですvv
私がただ何も考えずにパーティドレス着せていたりしていましたが…確かにトーンの性格上、裾が長いドレスは足ひっかけてつまづくこと必須だなぁ…。

実物見るとわかりますが、凄い紙が小さいんです!
はがきよりももっと小さいんです!
なのにこんな水彩で綺麗にこと細かで…v
本当にありがとうございましたーv

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旅戦の王女 第8話『ある賢者への訪問者8』

 コロナは城内の長いカーペットの敷かれた廊下を、一人で歩いていた。

 「…私、こっちからだと入れない…」
 ―城の前。
 城に入るための正面玄関に来て、いきなりミクロが申し訳なさそうにつぶやいた。は?と訳がわからない表情で聞き返してみれば、どうやら本当にお忍び、つまり王様にも一切の許可なく城から出てきてしまったらしい。
 「…だって、ミシロを起こすにはどうしたらいいのかわからなくて、お父様もお母様もばたばたしちゃっていたし…」
 ミクロは唇を尖らせ、足をもじもじさせて苦々しく答える。
 確かに混乱していたし、一国の王女が眠ってしまって起きないとなればそれは城内もばたばた必須だろう。…だが、王女がたった一人で、護衛も何もつけずに街中うろつくのもかなり問題ではなかろうか?思わず呆れてしまったが、でも王女のアクティブさは逆に感心してしまう。
 「…では、王女はどこから城へ入るんですか?」
 そう聞くと、王女はすっと斜め上を指差した。目で指の先を追いかけ、
 「はぁ?」
 目を疑った。
 城の出窓。おそらく王女の部屋であろう場所から、白い、長いものが風にぱたぱたとはためいている。びっくりしてその白いものを指差しているミクロを見返れば、
 「えへへ…」
 ちょっと照れくさそうにはにかんでいる。ちっとも自分の行いに反省というものを感じていないようだ。…それにしても今時カーテン結んでロープにして脱出する王女様なんて…。
 ―…あー…なんだか頭が痛くなってきた…。
 「…じゃあ、私は先行ってるね?」
 「へ?」
 コロナが眉間にしわ寄せて頭を抱えていると、ミクロはそそくさと走り出してしまっている。「ちょっと…」と引きとめようとしたときには、ミクロの小さな背中は更に小さくなっていた。
 「…使用人の通用口からでも入る…に決まっているよな…」
 かなり切実に、そう願った。

 まぁ、一人でこうして城の前でぼんやりしていても仕方がない。さっさと中に入って、『大賢者』様にでも話を聞いておこう。
 そう考えてくるっと体の向きを90度変えたとき、
 「…ん?」
 なんだか物凄く信じがたいものが視界に入った。
 さきほど指差していた長く結ばれた白いカーテンの即席ロープが、明らかに風によるものではない不思議な揺れ方をしている。しばらく唖然といてその揺れを眺めていると、なにやら下の方から黒いものがよいしょよいしょとよじ登ってきている。
 しかも、結構早いスピードで。
 「………」
 もう、呆れていいのか怒っていいのか感心していいのか驚いていいのか…あまりに一度に多くの感情がめぐったため、頭がなんだかぐらぐらしている。
 ともかく、あの王女は間違いなく世界で一番王女らしくない王女なんだろうな。とかそんなことをぼんやりと考えた。



 そんな訳で、先に城内へと帰った(侵入した、が正しいかも)ミクロ王女とはまだ合流できず、一人でてくてくと廊下を歩いている。
 城へ来る機会はそんなにないが、大体の場所なら覚えている。長い裾と毛足の長いカーペットが妨げになって、いつもより若干足取りは重いが、とりあえずコロナの目的である場所へと到達できた。
 城内の奥まったところ、賢者には馴染み深い―聖堂である。
 一応、城下にも聖堂はある。
 しかしそこは普段コロナなどのヒラ賢者が寝泊りに使っている場所で、いわゆる一般用である。
 城内にある聖堂は規模こそ小さいものの、王族のために作られただけあって、ごく限られた人物しか入ることは許されない。城下の聖堂にいる賢者も、年に一度などの大きな会合などでしかここには来ることが出来ないのだ。

 厳かな造りをした扉。飾りがついたドアノブに手をかけると、なんだかぴりぴりとしたものが指先を通じて脳髄まで伝わってくる。そうでなくても、コロナはこの扉の前に立っているだけで、自分とはあまりにもレベルの違う神々しい力に圧倒されてしまいそうになるのだ。
 すぅと一度大きく息を吸い、そして吸ったときよりも倍時間をかけてゆっくりと息を吐き出し、
 「……よし…」
 ぐっとドアノブに力を入れ、開けた。


* * *


城内侵入編(侵入ちゃう)
…なんだか第一話の頃と比べて、一話辺りの長さが短くなっているような…もっと長くしないといつまで経っても終わらない?;

それにしても、私はアップしてから文章直す回数が多すぎるなー…;
もっとしっかり見直してからアップしようぜ、私?。

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旅戦の王女 第7話『ある賢者への訪問者7』

 「よし!じゃあ行こ!」
 いきなりがたっとミクロが立ち上がったかと思えば、急にそんなことを言いだしずんずん歩いていってしまうではないか。何のことかわからずに唖然としていたコロナだが、すぐにことの重大さに気がついてミクロに抱きつくようにして止めにかかる。
 「ミクロ王女!一人でアイテムを取りに行く気ですか!?」
 「当たり前じゃん!早く取ってきて早くミシロを助けるんだ!」
 コロナに押さえつけられてもなおも前に進もうとするミクロに、日頃の運動不足がたたってか、逆にコロナがミクロにずりずりと引っ張られている。アクティブな王女だとは思っていたが、まさか同年代の少年(まぁ、コロナはかなり貧弱だから比べられる同年代の少年ととってはたまったもんじゃないだろうが)をこうも引っ張ることが出来るほど力があるなんて。
 「そういうことは城の兵士にでも任せればいいんです!王女が自分で取りに行くなんて絶対に駄目ですっ!!!」
 「いやだーっ!取りに行くんだーっ!!!」
 ぐぐぐ…と傍から見れば、子供同士でおんぶをしようとしてうっかり失敗したのにそのまま歩き出してしまったような、かなり面白い(本人達にとってはかなり真剣な訳だが)攻防を続け、ミクロの手がドアノブをしっかりと握った瞬間、
 「『   』っ!」
 ミクロの背後から何か叫ぶような声が聞こえた。と、思った瞬間。胴体に回された、同じ年頃の少年にしては華奢な白い腕に、信じられない力で後ろに引っ張られた。腕が強くお腹にめり込み、ぐぅと息が一瞬だけ喉元で止まり、ミクロは息をしようと口を開いたときには、椅子の上に(あれほど乱暴だったのに意外と優しく)強制的に座らせられた。
 「…貴女はアホかっ!!!」
 再び背後で大きな声で怒鳴られた。
 けれども(一瞬)無呼吸になったミクロは脳に酸素が回っておらず、聞いたのに理解できず、けほっけほっと咳き込んだ。しかししばらく咳き込んでいるうちに脳も動き始め、ここでようやく自分が怒鳴られたことに気がついた。ふつふつと怒りが湧き上がってきて、
 「…っちょっと、コロ…!」
 とりあえず、いきなり引っ張った上に怒鳴った相手に対して文句を言おうと振り返る。が、ミクロはぎょっとして口が「ナ」の形で固まった。
 その引っ張った相手はミクロの後ろでぐったりとひざまずき、ぜいぜいと肩でかなり苦しそうに息をしながらうなだれているではないか。
 あまりのコロナの疲労ぶりに困惑し、目線を左右に動かしたあと、
 「…えっと…大丈夫…?」
 文句ではなくて気遣いの言葉を投げかけた。
 すると少し時間を置いてから、ぜいぜいとしたあえぎの中でかすかに「…はい…」と聞こえた。
 「…やっぱり…体力つけないと駄目か…魔法で一時的に力をつけられても、その反動が大きくて困る…」
 ミクロに聞こえない程度の音量で、コロナが苦々しくつぶやいた。

 「…とにかく、城に一度行きましょう。…話はそれからです」
 コロナの必死の訴えに、ミクロも渋っていたが、仕方なくこくりと頷いた。


* * *


初めて魔法を使いましたねー。
コロナが使ったのは一時的に筋力や体力をあげる魔法です。ただしコロナは基礎体力が少なすぎるので、魔法が切れたあとにリバウンドが生じます。

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旅戦の王女 第6話『ある賢者への訪問者6』

 「…ここでエリクの花に含まれる成分がアルガル鉱石と強く反応し、それによって…」
 「…う、う…?」
 コロナは古い医学書の一説をなぞりながら、ペンでなにやら魔方陣のような図式を描いて説明する。本人曰く「わかりやすく」教えているつもりらしいが、どちらにせよミクロにはさっぱりなことだらけで、始終ハテナマークが頭上を飛び交っていた。
 「…えーと…えー…と…つまりー…その…?」
 聞いた話を要約しようと頭をひねるのだが、最初から理解していないのに要約なんて出来るハズもない。
 「つまり、『久遠の泉』から汲んだ水と、それから『惑いの森』に咲いていると言われる、エリクという花。そして『天宝山』のアルガル鉱石。…この三つを集める必要があります」
 そう言ったコロナは近くの本棚から地図を取り出し、テーブルの上に広げた。この国を中心として描かれた地図で、大きな山や川、それに街などが大まかに書かれている。
 コロナはまず、中心である国を指差し、ゆっくりと右上、地図上で言えば北西の方角に指をスライドさせる。そして一点の場所で指先の動きが止まった。そこには何か遺跡のようなものに囲まれた、丸い池のような絵が描かれている。
 「…ここが、『久遠の泉』…車で飛ばせば、一日ほどでつける距離にあります。…ここまでは平坦な高原ですから、進むのに苦労はしないでしょう」
 それから止まっていた指先を再び移動させ、今度は東に動かす。再び指先が止まった場所は、深い緑色(すすけているのでだいぶ色あせているが、深い緑色なのだろう)で描かれた場所で、地図の中でもかなりの敷地面積を占めている。
 「ここが『惑いの森』です。…『久遠の泉』から近い位置にありますが、森の中はうっそうとしていて、その名のとおり、幻覚が現れて人を惑わすそうです。…そこに、エリクという名の花があります。古来より、薬草として大変重宝されてきたものです」
 「へぇー…」
 ミクロはコロナの指先をまじまじと見ながら、ため息のように相槌を打った。『久遠の泉』も『惑いの森』も、聞いたことはあるものの、実際に行ってみたことはない。どんな幻覚がどのように旅人を惑わすのか想像してみたが、なんとなく形にならない。
 「…続けていいですか?」
 「へ?」
 指先から視線を上にのろのろと持ち上げると、半眼の深緑色をした瞳とぶつかった。かなり怪訝そうな瞳がミクロを見下ろしている。
 「あ、えーと…」
 別のことを考えていたのが表情に表れていたのか、コロナにばれてしまったようだ。慌てて崩れかけていた姿勢を戻し、頭をリセットするように、こくこくと頭を上下に振る。するとコロナも一旦咳払いをして、また何もなかったかのように指先をスライドさせ始めた。今度は地図の上端、北にぐーっと持って行く。
 「ここが最北端、『天宝山』です。ここで取れるアルガル鉱石が必要になります。…『天宝山』には発掘場がありますので、そこに行けば分けてもらえるハズです。…この三つがあれば…」
 「ミシロは助かるの!?」
 思わずがたっと身を乗り出し、前のめりになってコロナに詰め寄る。いきなり詰め寄られて、びくっとたじろいだコロナだが、すぐにいつも通りの無愛想な顔をして、
 「…助かります…一応」
 そう答えた。
 その言葉を確かに聞いたミクロの表情に、徐々に笑顔が戻ってきた。

 ―ミシロが助かる!


* * *


地名や必要なアイテムの説明。
…つ、つまんない文章ですんません;

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賢者コロナ

kennjakorona.jpg


肩出し賢者、コロナ(こら)
飛鳥さんからも許可もらっちゃったし、これでコロナ統一しちゃおうかなぁ…肩出しのほうが描いていて楽しいし(まて)
ちなみにコロナの衣装は、腕や腰の部分までは体のラインが出るくらいきつめに出来ていますが、二の腕や腿の辺りからぶわっと服が広がっています。

>ナジスコビッツさん
うわーv許可ありがとうございますv
ブランク君は悪役っぽく出てくる予定です…(え?)
黒魔法使いのような感じで…。
本当に許可ありがとうございますv
大切に大切に出演させていただきますねv

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旅戦の王女 第5話『ある賢者への訪問者5』

 どれほどの時間が流れたのだろう?
 ミクロはようやく涙が止まりかけ、晴れ上がった瞼を重々しくあげた。
 「…あれ…?」
 まだ涙でにじんでぼけている視界できょろきょろと見回してみると、さっきまでいた(と思われる。何せ泣いていたのでろくに周りを見ていなかったし、相手は無言だったし)コロナがいなくなっていた。
 「…コロナぁ…?」
 こわごわ名前を呼んでみる。―けれども返事はない。
 「………」
 今朝、どんなに呼びかけても起きてこない寝顔が頭をよぎった。いつも通りに一緒に寝て、いつも通りに一緒に起きるものだと思ったのに、ミシロは起きなかった。
 『白の王女』と呼ばれる彼女の寝顔は、なんだかその名以上に白くて、心もとなくて、すぐ隣で手を握っていても、ちゃんと起きてお喋りしてくれないと不安で、
 「ミクロ王女」
 はっと名前の呼ばれた方へ振り返った。
 古い簡素な木造のドアを開け、かつっと高い革靴を響かせてコロナが部屋へ入ってきた。手には分厚い本を抱えている。
 「…一応、私なりに調べたのですが…」
 古い歴史書のような本を開き、ぺらぺらとページをめくる。ざらついた羊皮紙をこする音が静かに数回聞こえたあと、
 「っばかーっ!!!」
 いきなりミクロが叫んだ。
 「…え?え?」
 訳がわからないといった顔でコロナが目をぱちくりとさせる。叫んだミクロはといえば、あれだけ流したのにまた涙が溢れ出してきて、眉をぎゅっとひそめ、
 「…っ私に内緒で、みんな勝手にいなくなるなーっ!!!」
 叫んだ。さっきよりも三割増しほど叫んだ。
 そして泣いた。嗚咽をかみ殺すことも忘れて、ひっくとしゃくりあげながらぼろぼろ泣き出す。
 最初は何のことなのか、どうしていきなり怒鳴られたのかわからなかったコロナだが、いつも『ふたり』でいることが当たり前の王女だということを思い出し、
 「…すみません…」
 素直に謝った。

 ふたりでひとり。
 ひとりでふたり。
 白と黒。朝と夜。太陽と月。未来と過去。正義と悪。
 世界がもしも巨大な天秤だとしたら、きっとこの少女の天秤は今大きく傾いている。釣り合いが取れずに、不安定な場所にゆらゆらと心もとない足取りで立っている。
 賢者たちの間では、この『ふたり』の『対極』した王女は極めて重要な意味を持っている。
 だから白の王女であるミシロが眠りについたこと、それは一種の不安要因を案じさせるものではあったが…
 「…王女、俺の話を少し聞いてもらえますか?」
 ぐすぐすと鼻をすすって泣いているミクロに、コロナが問いかけた。まだ泣き続けていたミクロだが、小さく、本当にわずかだが、こくりとうなづいた。
 コロナはそれを見てからぺらぺらと再びページをめくり始めた。
 「話を聞くところ、ミシロ王女は病気の類ではなく、魔法がかり的なものが原因でしょう。…今の医学書では見つけられませんでしたが…」
 あるページで一旦動きが止まり、それからミクロにも見えるようにテーブルに置いた。
 「…古い医学書です。今のように薬や外科手術などではなく、まだ魔法で病気を治していた頃の時代の…本当に古いものですが、これに似たような病気について書いてありました。いくつか材料を集め、賢者や魔法使いが力を使えば、治すことが出来ます。」

 ―…ミシロ王女が本当にただの『病気』なのであれば…と、心の中で付け足した。


* * *

ということで第五話目?。
結構長くなってきましたな。
それと許可を下さった皆様、本当にありがとうございますv
さらに付け加えて出演以来しちゃうと…(こら)

レインさん
ファングマン

ディースさん
ヴィーデ

ナジスコビッツさん
ブランク

楔さん
クレナイ

観月さん
セリア

ぷらち子さん
プラチナ

誰がどんな感じで出演するかはお楽しみに?v
ってか許可取らないと;;
そしてプラチナちゃんにも出演依頼したいッス!

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二人の王女

RPG


RPG風ミシロとミクロのイラストです。
落書きなので偉く適当…;
小説は第四話までいきましたが、大体の話の流れはつかめてきたんじゃないのかなぁーとか勝手に考えていたりします。
とりあえずしばらくは『ある賢者への訪問者』シリーズが続きます。

* * *

>スナドリネコさん
うわーいvコメントありがとうございますーv
スナさんがこのブログコメント第一号者です!おめでとうございますv
うわっはあぁぁv許可ありがとうございますです!
ハル姐さん、大事に大事に出演させていただきますv
うへへvありがとうございました?v

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旅戦の王女 第4話『ある賢者への訪問者4』

 「ミシロ王女…助ける…?」
 突然の訴えに単語で聞き返すと、ミクロ王女はひどくふさぎこんだように肩を落とした。そしてじわじわと大きな瞳に涙がたまっていき、堪えるように唇を強く噛む。
 「…ミシロ王女に、何かあったんですか?」
 コロナはやや声の調子を抑え、再び問いかけてみる。しかしミクロ王女は答えない。
 一時の沈黙が訪れる。
 遠くで風が木々の葉を揺らす音が、一枚膜を隔てたように遠くから聞こえてくる。カチカチと秒針が時を刻む音がやたらと大きく聞こえ、
 「…ミシロが…」
 嗚咽交じりではあるが、
 「…ミシロが…起きないの…」
 ポツリポツリと語り始めた。



 ―その日、いつもと同じ朝が来た。
 城の一室。一番日当たりがよく、一番庭がよく見える位置にある大きな一つ繋がりの部屋。中の家具はすべてモノクロにシックで統一され、中央にキングサイズのベッドが二台、仲良く並んでいる。ここがこの国の王女、ミシロとミクロの部屋である。

 丁寧な細工のされた大きな窓から、朝の光が射し込み、鳥が飛んだのか木々が揺れたのか、キラキラと光が降り注いでいる。
 その光でミクロは目を覚ました。
 「う…ぅ…ん…?」
 まだ寝ぼけて頭が働かないが、とりあえず手足を動かし、もぞもぞと毛布から這い出す。毛布から顔を出すと直接眩しい光が顔に降り注ぎ、思わず目をきゅっと閉じる。それから数回まばたきをして、ようやく頭も体も目が覚めた。
 「…ミシロ…?」
 ふと、隣の同じキングサイズのベッドに目をやった。するとまだミシロは眠っているようで、静かに枕に頭をうずめて寝ている。
 「ミシロー?朝だよー?」
 双子なだけに起床時間も大体同じで、いつもなら同じタイミングで目覚めるものの、今日はやけにミシロが起きてこない。
 ミクロはベッドから降り、反対側のミシロのベッドを覗き込む。
 「ミシロー?どうしたの?もう起きないと駄目だよ?」
 そう呼びかけて体を軽くゆすってみても、なぜだかミシロは起きる気配を見せない。それに寝返り一つうとうとせず、硬く瞼を閉じ、両手を胸の上に合わせた状態でじっと寝入っている。ただかすかに、胸が上下に動き、口からは小さな寝息が聞こえる。
 色々ミクロも起きないもんかと手を尽くしてみたのだが、どうにも起きる気配を見せない。さすがに少しおかしいと思ったミクロは、両親(もちろん王様と王妃様)にミシロの容態を伝えた。

 「お父様とお母様なら、なんとかしてくれると思ったんだけれど…」
 自分のつま先をじっと見ながら、そのときの様子を思い浮かべる。
 両親がミシロの様子を見に来たのだが、そのときにもミシロは起きることはなく、急いでかかりつけの医者を呼んできて、診察させるものの、やっぱり起きるどころか反応一つ示さない。
 まるでミシロの時間だけが止まってしまったかのように、ただ延々、眠り続けているのだ。
 ミクロは眠り続けるミシロのそばで話しかける。しかし、双子の証である黒い灰色がかった大きな瞳は開かれることはなかった。
 「ミシロがこのまま起きなかったら…僕…」
 ついに我慢が出来ずに、ぼろぼろと大きな瞳からしずくが一つ、二つと流れ落ちる。
 肩を震わせてしゃくりあげながら泣くミクロに、コロナはどうしようもなく、ただ黙ってみているしか出来ずにいた。


* * *


まぁ、王道といえば王道な展開ですが…。
眠り続ける姫君です。

ちなみに人様で現在出そうかと考え中なのは、

ファイさん
・ファイターマン
・ナイトメアーマン

仲宗根どしゃんさん
・サーゲリー

やまねこどりさん
・レクイエム

スナドリネコさん
・ハルモニア

戦士、魔法使い、回復系、盗賊、などなど…。
RPGらしく、FFみたいにしたいなぁとか考えてここまで考え中。
もしかしたらもっと借りたいというお子さん増えるかもです。
もしも借りていいとおっしゃるお優しい方は、コメントか、もしくは絵チャなどでレスいただけると嬉しいですv

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旅戦の王女 第3話『ある賢者への訪問者3』

 あのあと押し倒された俺は、とりあえずどうしてこんな状況になったのか説明させるため、部屋の中に招き入れた。

 「どうぞ」
 木造の質素なテーブルに、これまた質素で面白味もないすすれたカップに、どうしようもないくらい質素に温めただけのミルクを注いで、ちょこんとこれまた質素な木造の椅子に座っているミクロ王女の前に出した。
 さて、一見無礼なこの態度にどんな反応が返ってくるのかと思いきや、
 「ありがと!いただきまーすv」
 何のためらいもなく両手でカップを持ち上げ、一気にごくごくと飲み始めてしまった。
 まがいなりにも一国の王女が、毒見もしていない飲み物を、しかも作法なんて地の果てにでも追いやってしまったように、両手で豪快にミルクをあおっている。これでは本当にただの少女ではないか(しかも実年齢よりもかなり先進年齢低めな)
 なんとも異様な光景に、思わず目を見開いて呆然としていると、
 「っはー!ごちそうさまぁー!」
 どんっとテーブルを破壊しかねない勢いでカップを置いた。そして口の周りに白いひげをこしらえ、なんともまぶしく、無邪気ににぱーっと笑って見せる。…砂糖が足りないとか、チョコレートにしなさいとか、小言を言われるかと思っていたが、全部杞憂に終わってしまったようだ。
 ―いや、それ以前に、王女としてこの一連の行動は間違っているのではないだろうか?
 いやいや、もしかしたら間違えているのは俺のほうかもしれない。思えばこの少女は自分のことを「王女だ」とは一回も名乗ってはいないのだし、人違い(を、するほど記憶力は衰えてはいないと思っていたが)でもしてしまったのだろうか?
 「コロナ」
 色々と思考をめぐらせていた頭に、幼いけれどもしっかりとした声が届いた。
 跳ねてはいるが、黒々とした髪。
 決して美人ではないが、血色のいい肌に瑞々しい生気のあふれた顔立ち。
 何より双眸で輝く、灰色がかった澄んだ黒い瞳。
 幼くて落ち着きがないかと思えば、時折、凛として芯のしっかりとした雰囲気を放つ。内心どきりとしてしまった、が。
 「っあーっ!!?」
 次の瞬間、ごく自然な動作で口の周りについたミルクを服の袖で拭こうとしたもんだから、慌ててハンカチを取り出し、有無言わせる前に口をふさいだ。
 「むぎゅう」
 ふさいだ瞬間は苦しそうにうめき声を発したものの、その後は特に暴れることもなく大人しく拭かれている。ずいぶんと俺に気を許しているらしい。―そういえば?
 「…俺の…名前…」
 彼女が名乗っていなければ、俺自身も名乗っていないことに今更になって気がついた。けれどもこの少女は、さっき間違いなく、俺の名前を呼んだ。
 「だって、前に自己紹介したでしょ?コロナ」
 驚いている俺をよそに、少女はさも当たり前のようにそう答えた。
 「…城の外で知っていて、頼れそうな人って、コロナくらいしか思いつかなくて…ごめんね?いきなり来て…」
 申し訳なさそうにつま先を見つめる少女は確かに、
 「ミクロ王女…」
 王女・ミクロであった。

 「…しかし、ミクロ王女、どうしてこんなところに?城を抜け出していいんですか?王様たちはこのことを知っているのですか?」
 長文は苦手だが、とにかく疑問だらけだったので聞きたいことを並べて聞いてみた。すると、案の定ミクロ王女もどこから答えていいのか考えあぐねるように「う?ん…」とうなる。
 俺も彼女が言い出しやすいように、どう質問を言えばいいのか悩む。
 「…ミシロ…王女は?」
 ふと、ほとんど考えもしないうちに言葉が出てしまった。するとその俺の言葉に、ミクロ王女はぴくりと明らかに反応した。
 「…ミシロ王女が…何か…?」
 俺の問いかけに、ミクロ王女はしばらく眉間にしわを寄せた険しい顔で考えた後、ゆっくりと俺の方を向き直り、まっすぐに目を見つめた。

 「…ミシロを…ミシロを助けて…!」

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RPGの定義

RPG(ロールプレイングゲーム)の定義というものは、『それぞれ役割があるゲーム』という意味らしいです。
だから戦う人、魔法を使う人、回復する人、情報を得る人、みたいに、それぞれの人が自分の役割を持って行動することが、RPGの大基本中の基本。
だからRPG=ファンタジーという訳ではないです。
現代もののゲームでも、上記のようにそれぞれ役割を持ってパーティ君で戦っていれば、それがRPGになる訳ですから。

…ってか私はいろいろフラフラ手を出しすぎだなぁと思ったり。
漫画どうしたよ、漫画;

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旅戦の王女 第2話『ある賢者への訪問者2』

 双子の対なる王女。
 一人は白の象徴。白いセミロングの髪に白いドレスをまとった、?王女ミシロ。
 一人は黒の象徴。黒いショートヘアーに黒いドレスをまとった、?王女ミクロ。
 対照的なドレスと毛色、そして微妙に顔立ちも違うので、初めて見た人は彼女たちが双子であることに気がつかないかもしれない。
 しかし、二人には大きな特徴があった。?双眸で輝く、大きな黒い瞳である。
 やや灰色がかった大きく澄み切った黒い瞳は、ミシロ、ミクロ、両方に備わっていた。対照的な白黒の姿に、同じ黒い瞳。不思議なコントラストで描かれた双子の王女。それほど神秘的な姿をしていたが、性格は至って明るく、なんとも無邪気で、さながら玉座で大人しく座っているよりも、太陽の下を駆け回るのが似合っていた。
 ミシロとミクロはとても仲睦まじかった。
 いつも一緒にいて、城の中でも外でも、何をするにもいつでも一緒。
 それが二人の当然で、当たり前で、そして必然なことであった。

* * *


 「ミクロ王女…です、よね…?」
 半分は相手に、半分は自分に確かめるように、おそるおそるもう一度名前を呼んでみた。
 いつぞや先輩の上級賢者たちと城へと参内したとき、一度だけ双子の女王と会ったことがある。しかし、その出会いというものはとてもじゃないが「一国の姫のあまりの神々しさに心奪われて…」という詩的なものではなかったのだが。
 「あれ?君って子供?」
 城内の廊下を上級賢者たちの後ろについて歩いていたとき、いきなりそう声をかけられたかと思うと、返事もする前にぐいっとかなりの力で腕を引っ張られ、
 「うわぁっ!!?」
 あっけなく転倒した。
 視界が急降下し、とっさに受身を取ろうと出した右腕と胸部にじ?んとした鈍い痛みが走る。城内に廊下に敷き詰められた絨毯に頬うずめ、城内ですっ転んだ賢者なんて、たぶん俺が最初で最後の前代未聞なことだろうなぁとぼんやりと考えてしまった。
 「うわっ!?大丈夫!?」
 「どうしよう?っ」
 至極どうしようもないことを考えていると、上からあせった声が聞こえてきた。
 上体を起こし、声の方向を見上げると、窓を背にして二人の少女が立っていた。一人は白いドレスに白い髪。もう一人は黒いドレスに黒い髪。瞳はどちらとも、灰色がかった黒。
 「あ!起きた!」
 「ごめんね?大丈夫?」
 ミシロとミクロのほぼ同時の質問に、「あぁ…」と同年代の人に言うように答えそうになって、
 「…いえ、大丈夫です……王女様」
 そう訂正した。
 しかし言われた当人たちはなんとものんきに、
 「そんなかしこまらなくていいのにねー?」
 「だって私達と大して年変わらないのにねー?」
 そう言ってコロコロと笑い合っている。どこにでもいそうな、ごく普通の少女のように。

 これが彼女たちの出会いだった。
 会って会話したのはその日だけだったが、忘れるはずもない(というかそのあと何でか知らないけれど気に入られて、この王女二人に一日中遊びに引っ張りまわされてしまったので、忘れようと思っても忘れられない)
 「王女、なぜここに…」
 行動力に関しては誰にも負けていない王女だが、どうしてここにミクロ王女一人、しかもいつもの黒いドレスではなくてそんな身を隠すようなフード尽きマントなんて着て…。
 「…れて…」
 「え?」
 一瞬、唇が小さく動いたかと思うと、
 「いいから中入れてっ!!!」
 そう大声で怒鳴り、胸倉つかまれて、
 「うわぁっ!!?」
 今度は仰向けに転倒した。


* * *


そういう訳で第二話。
と、言っても話的にはほとんど進展なし;
次回で少しずつ明らかにしていく予定。

人様の子を出したいなぁー…あとでこっそり打診してきますv

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旅戦の王女 第1話『ある賢者への訪問者1』

 賢者の証である金色の首輪は、物心ついたときからすでにつけられていた。
 やたらと大きく、頑丈なこの首輪には「私は神や民草にこの英知と身をすべて捧げます」という意味があるらしい。まるで奴隷のようじゃないかと文句を言うのも馬鹿らしい。
 神を信じない人はここ最近になって増えてきている。四輪駆動の化石燃料を使った車が馬車を押しのけて悠然と国中を走り回っていれば、神にすがるよりも人間としての知恵にうぬぼれたくもなる。
 しかし神は信じる人はいなくても、化石燃料の車や工場が稼働していても、魔法というものは当たり前のように、ごく自然に人々の中にあった。

 賢者というのはその魔法を始め、学問に秀でた者を指す。
 魔法のみを使うことを得意としている者は魔法使いである。
 しかし先にも述べたように、神を信じる者が少なくなり、誰でも堅実に使うことのできる機械が発達した今、賢者もそれほど敬われる存在でもなくなってしまった。
 今のところ賢者の仕事といえば、あてがわれた礼拝堂に一日中籠もって勉学に励むとか、週に一度、一部の熱心な信仰者に対して説教するとか、日々の鬱憤や苦悩を抱えた者達の悩み相談とか、そんなものである。
 祭りのときに呼ばれたり、王族の家庭教師などをやれるのは一部の熟年トップの賢者のみ。
 「俺には遠い話だ…」
 呼んでいたページにしおりを挟み、分厚いハードカバーの本をばたりと閉じた。
 閉じた瞬間、少し誇りが舞って思わず咳き込んでしまった(掃除しないとなぁ)

 長い裾が印象的の、白地に落ち着いた青緑の縁取りがした服。礼拝堂に籠もりっきりで肌は白く(というか血色が悪い)セミロングの細い茶髪を後ろに一つでまとめている。
 双眸の瞳は深い青みがかった新緑色で、眠たそうに半眼で周りを見据えている。
 なんとも落ち着いた雰囲気を放っているが、見ればまだ10を過ぎたばかりの少年。けれども首で燦々と輝く金色の首輪は、確かにこの少年が賢者であることを示していた。

 ―コンコン…
 「ん?」
 それまで読んでいた本を棚にしまおうと伸ばした手は、小さく聞こえてきたノックの音によって止められた。しかもよくよく耳を凝らせば、表の扉からではなく、裏にある勝手口の方から聞こえてきている。
 悩み相談に来る人の中には、隠したい人や後ろめたい人もいるので(中には犯罪者がこっそりと謝りに来ることもあった)裏の勝手口からやってくるのはそれほど不思議なことではない。
 少年は長い裾をひどく大儀そうに持ち上げながら裏まで行き、勝手口のノブを回した。
 ―ぎいぃぃぃ…
 だいぶ錆びれた蝶番がこすれあって嫌な音を立てて、ゆっくりと勝手口のドアが開いて、そして
 「あ」
 少年は「あ」と口で形づくったまま固まった。半眼の新緑の瞳が一瞬だけ、驚きのあまりに見開かれる。
 「………」
 立っていたのは少女であった。
 大きな黒いフードつきのマントで頭からすっぽりと隠しているが、フードの隙間から、おそらくネコっ毛であろう黒い髪が何房か跳ねている。そして少年とは正反対に血色のいいふっくらとした頬は少しだけ上気して色づき、唇をぎゅっと硬く結んでいる。
 特別の美人という訳ではないが、双眸の大きな黒い瞳がひどく力強かった。どこまで澄んでいて、見ているだけで吸い込まれそうなほど深い色をした瞳。
 「………」
 しばしお互い見つめあい、やがて少年の方から口火を切った。
 少年の薄い形のいい唇を緩慢な動作で形を作り出していき、
 「…ミクロ…王女…?」
 ようやくそれだけ言うことができた。



* * *


オリナビによるエセファンタジー小説です。
まだ序章です。
まだどちらも名前を出していませんが、大体少年と少女が誰かはおわかりかと…どこまで続くかは不明?ただRPG風の話が書きたかっただけ?♪(こらまて)

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初ブログ

えー…今流行のブログです。
…といいつつ、結構自分は波から流されているのではないかなーとか思っています。(web拍手も思えば設置するの遅かったような…)

妹が「ブログつけたら少しは大手サイトっぽくなるんじゃない?」と言われ、大手サイトではないけれども、小説や絵の倉庫に使えるブログはひとつくらいあってもいいかもしれないなーとか思って借りてみました。
…ちなみにこれは二度目の投稿です。
一度目投稿したらなぜか通信切断で表示されずに…;(うぅっ;)

ブログの主な内容はアップロードする前のイラストや、小説になるかと思います。
日々のつれづれも描くと思われます。
…あ、もちろん裏と表に設置した絵日記の存在も忘れませんよ?
どちらかといえば小説が書きたくてブログ借りたようなものですし…

とりあえずいきなりへたれぶり発揮ですが、がんばっていこうと思います。
今のところネタがあるのは、オリナビによるエセファンタジー小説です。
私のところの子供たちだけでやりますが、いつかよそ様の子も競演させたりしたいです…vうふふv

最初の記事はこんな感じで…ではでは?♪

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